男が磨く恋愛セオリー 高級時計を買う男性にモテるヤツはいない 

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村上龍に学ぶモテる男のオシャレ術

 オシャレに興味がない

村上龍さんの「おしゃれと無縁に生きる」というエッセイに、来日中に一緒に食事をした映画監督フランシス・フォード・コッポラの靴下に大きな穴が開いていたというエピソードがあります。当時コッポラは本業の監督業の他にワイン製造の経営者としても大成功していました。本当のお金持ちってのは、服なんて気にしないのかというオチの話です。

確かに、ビルゲイツもジョブスもザッカーバーグも服に無頓着にみえる。少なくともオシャレとは言い難いです。

ファッションに気を使うのが面倒くさいのは事実。とはいえ、ザッカーバーグのようにTシャツ姿ばかりだと、一般人の場合、秋葉系の電車男と間違えられるだけでしょう。

コッポラのように穴の開いた靴下で女の子と広尾あたりでランチすれば、二度目のデートのチャンスはないどころか「伝説のダサい男」として女の子の語り草となってしまいます。

服が目に入らなくなるような強烈な個性がない限り、やっぱり庶民にとって身だしなみは大事です。

もちろん、村上龍氏もそんなことは心得ていると思います。このエピソードは、あくまでこれからオシャレ談義を心地よく読んでもらうために「ファッションって面倒くさいよね。みんなの気持ち、俺はわかるよ」というイケてない読者への媚を売っているのに過ぎません。大体にして「案外、買物好き」という別のエッセイ本ではイタリアで服を爆買いしていますからね

この一貫性がなく柔軟な対応をする特徴が村上龍の真骨頂です。さすがは、エロ、暴力、経済、時にサッカーと、40年以上にわたり器用にそして軽やかに流行を渡り歩いてきた作家です。

とにかくも、自称オシャレに無頓着な村上龍が、肩の張らない大人の着こなしの手本にするのがイタリア男性のファッションだといいます。モード大国の男は、過度なオシャレはせずともやっぱりカッコいい。

そのオシャレの鍵となるのがシャツの着こなしだといいます。とりあえずシャツさえカッコ良ければなんとかなると村上龍は力説します。この意見には大いに賛成です。

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フランシス・フォード・コッポラ  引用:wikipedia より



引き立て役のシャツ

昔、社員旅行での上司達のダサさに驚愕したことがあります。派手なゴルフウェアに80年代のサングラス、過度なアウトドアウェア、、。一緒に歩くのが嫌でした。

以来、乏しいファッションの隠れ蓑として、いかに日常のスーツやシャツが優秀かわかりました。

若い時は、色んなスタイルの服に挑戦しても問題ないがそれは25歳まででしょう。歳をとると自己主張しすぎる服は避けた方がいい。そうなると仕事服のスーツからネクタイとジャケットを抜いてフォーマル感をそぎ落としたシャツが無難です。

というのも、中年男性相手に美女が一目ぼれする可能性は限りなくゼロに近い。美女にはあせらず持久戦です。であれば、服を主役に容姿100%で勝負する必要がありません。かえって露骨にセンスや個性で勝負すると、運命的な感性の一致の狙いのはずが趣味のちがいをあらわにしてしまう危険性もでてきます。

「価値観の相違」だけは避けたい。

大事なことは、ホームランを打つことではなく、勝率をあげること、服装で嫌われないこと。容姿だけでなく、性格とかお金とか総合力で勝負する。林修先生的に言えばファッションでは最低限の清潔感を保つことです。

 

前置きがめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、その観点で見ると、男性のシャツはデザインの幅が狭く、抑制されたアピールでうまく引き立て役に回ってくれる。色も白系、黒系、青系、ピンク系のせいぜい4種類に収まります。カッティングも襟、袖、フィット感と微妙な違いでしかないから、きわめてダサくなる恐れもありません。逆に、絶妙なオシャレが相手に伝われば「違いが判る男」として、20代の小僧には真似できない粋な好印象を与えることができるのです。

 

 では、どこでシャツを買えばいいのか。

体系によっても違うかもしれませんが、あまりお金をかけたくないのなら個人的には鎌倉シャツがいいと思います。6000円くらいで買えて品がよく見える。あまり知られていませんが今では、ニューヨークのビジネスマンからも高い評価を受けています。店員と相談すれば、きっと似合う一着が見つかるはずでしょう。

shop.shirt.co.jp

さらに上級者は人は、ぜひオーダーシャツがオススメです。昨今オーダースーツの勢いは過剰ですが、シャツはまだまだマイナー。実際はスーツより一年中着るシャツの方が使い回しがききますし、デザインも色も豊富です。一度調べてみれば、襟だけでもこんなに微妙な違いがあったのかと驚かされます。夏でも冬でも美女との食事に活用できるから絶対お奨めです。

モテるためには、これくらいの投資をしてはいかがでしょうか。

 

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