モテる男のネクタイの法則 スーツとシャツとの合わせ方
「ネクタイなんてものは西洋が発明した産業優先時代のちょん髷だから (なくしてもいい)」
ネクタイ選びに手を抜くと不意に手痛い目にあうことがあります。
日大アメフト部の内田監督が謝罪会見の際に着けていたピンク色のネクタイが場違いだと叩かれました。翌日の会見では紺っぽいネクタイに変えていました。
そういう自分自身も、先日、結婚式にサーモンピンクのネクタイをつけて出席したら、同じテーブルの上司含め男性全員、白のネクタイ。自分だけ浮いてしまいました。人のふりみて我がふり直せ。お祝いはパステルカラーっでもいいかと思ったらダメな時もあるんですね。
ネクタイにも色々ルールやらマナー、人の印象に大きな影響を与えるようで奥が深い。
余談ですが、アメリカの大統領は、ここ一番の時は赤いネクタイをするそうです。言われてみるとトランプもオバマも赤いネクタイをしていた印象があります。
とは言え、普通のサラリーマンにとって、日常のネクタイ選びは結構面倒くさいです。スーツやシャツに比べると、基本色も柄も選択肢が多い。目立つから毎日同じのをという訳にはいかないし、質のいいものを買おうとすると高級ワイシャツが2枚買えるくらい高い。毎日変えるために不必要にたくさん所有したりする。にもかかわらず、他人からネクタイを褒められることって本当に少なく、日々の小さな努力が報われない気がします。
実際に、ほぼ会社で毎日していたのにも関わらず他人から自分で買ったネクタイ褒められたことがほとんどありません。
たった一枚だけ周りの多くの人からとっても評判のいいネクタイがありましたが、それは皮肉にも自分で選んだのではなく、プレゼントでいただいたものでした。(しかも、やっぱりそれはモテ男からいただいたものでした)
ネクタイはバランス
一体オシャレなネクタイ選びの基準ってなんでしょうか。ネットで調べてみると、大体ネクタイは単体で選ぶのでなく、スーツ、シャツ、ネクタイの3つのバランスで選ぶと説明されています。なるほど、確かにネクタイ売り場に行くと、豊富な色と柄に魅せられてトータルバランスを忘れてしまいがちです。
けれどもバランスって難しい。というのも、ざっくり考えなければいけないことは大体こんなふうになるわけです。
スーツ色:紺、黒、グレー
スーツ柄:ストライプ 無地
シャツ:青、白、ピンク、チェック
ネクタイ色:? ネクタイ柄:?
数学が苦手なのでよくわかりませんが、スーツとシャツだけでも何通りの組み合わせができるのでしょうか。それに、ネクタイの色と柄の数だけ選択肢があるとすると、限定できたようで全くできていません。
コーディネーターのブログや本を掘り下げていくと、もう少し役立つことが書いてありました。
『2対1の法則』といって、ジャケット、シャツ、ネクタイの3点のうち2点を無地、1点を柄物にする着こなしの法則があるそうです。
この鉄則を守れば、色や柄の許容範囲は広そうです。実際に試してみると、結構納得いきました。確かにバランスがいいのです。なんで誰も教えてくれなかったのか。今から就職活動中の学生に全員教えてあげたいくらいです。
でも、これを実践してみてもう1つ興味深いことに気が付きました。この法則を守ろうとすると無地のネクタイが必要になる可能性が高くなり、そして意外と無地って持っていないということです。
無地のネクタイってシンプルすぎる理由からワザワザ高いお金出して買うのが勿体ないと思って、一番最初に候補から外していました。それになんだか、学生服のネクタイのイメージがありました。
でもスーツを着こなしたヨーロッパのサッカー関係者なんかみてみると、無地のネクタイで着こなしているんですね。
まさに灯台もと暗し。ここは奮発して無地の高級ネクタイを購入してみるのはいかがでしょうか。
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