梅雨時期のデートに男性は傘とレインブーツで差をつける
Sunshine is delicious,
rain is refreshing,
wind braces us up,
snow is exhilarating;
there is really no such thing as bad weather,
only different kinds of good weather.
John Ruskin
晴れた日は快(こころよ)く、
雨の日は気分を回復(リフレッシュ)し、
風の強い日は気を引き締め、
雪の日は心が生き生きと活気づく
本当に悪い天気なんてものはなく、
ただ、さまざまな種類のよい天気があるだけだ
ジョン・ラスキン
喘息でアレルギーを持つ私は「湿気」や「低気圧」が大の苦手。
雨の日に頭痛になる人も多いですが、ぜんそく患者の多くは低気圧になると身体が敏感に反応して発作を起こします。その確率があまりに高いので、体調で台風到来の予測ができるほどです。だから季節の変わり目の天気が不安定な時期、特に春は花粉も風も強く梅雨もあるので、軒並み体調が悪いんです。
そんな理由から、雨の日が子供の頃から人一倍嫌いでしたが、最近この雨に対するネガティブなイメージが払しょくされつつあります。
原因はとてもシンプルです。
お気に入りの傘とレインブーツができたからです。
その傘は 日本のRUMUDA社製の長傘。
同じ傘をホームページで見つけることができなくて残念なのですが、デザインはこんな感じです。
とにかく物凄く細い。
カバーをつけるとステッキのように見えます。
持ち手は楓、傘の柄は緑の格子柄ブラックウォッチです。
実のところ男性の傘の柄の種類はとても少ないです。女性の傘は何百種類もあるけれど、男性モノってほぼ黒と紺色の無地くらいしかないくらい。この種類の少なさが今まで興味が湧かなかった一因でもありました。
ところがこのブラックウォッチはシンプルすぎず且つ抑制が効いた格子デザインでとても大人っぽくて、他人の傘とちょっと差がついてとても気に入ってます。
普通は雨やんだ後に傘持ってるのって面倒だったり電車に忘れたりすることもあるけれど、そんな心配一切なくなりました。というのも雨が止んで傘を閉じて歩いてると気分はまるでステッキを持ったイギリス紳士で楽しくなるんですね。電車に乗っているときも片時も離したくないのです。
ちなみにジョン・ラスキンの出身地イギリスも傘が有名で、その代表的なブランドの例として日本でも人気なFOX UMBRELLAやフルトンがあります。Fox umbrella は閉じた状態がとても細く、開いた時は絶妙な布のカッティングで形が綺麗です。かつ持ち手にもこだわりがあり、竹製やウサギやキツネなどの動物のデザインなどステッキのようでとてもカッコいい。なんだかヴィクトリア朝の時代の紳士が持ってそうな傘です。
一方フルトンは、とてもチャーミングなデザインの透明傘が大人気です。エリザベス女王が愛用していることも有名です。
次にレインブーツ。
レインブーツといえば、これも傘と同じくイギリスのHUNTERやフランスのAIGLEが有名です。この2つのメーカーはレインブーツに革命を起こしたと言ってもいい程オシャレ。HUNTERの長靴はイギリスではエリザベス女王がガーデニングをする時に履いているとか。
本当素敵なブーツですが、今回買ったのはこの2社のものではなく、サイドゴアブーツ風のレインブーツです。スーツなどのフォーマル時にはこっちの方が合わせやすいと思ったのが理由です。ほんと一見すると普通のレザー製のサイドゴアブーツに見えるからすごい。多分自分から言わないとラバーって気がつかないレベル。
とっても気に入ってます。
でも最近ガーデニングにもはまっているので、HUNTERやAIGLEもいつか買ってみようかなと思います。
この2つだけで天気のイメージが変わるなんて本当思ってもいませんでした。
まさにラスキンのいうように悪い天気なんてないのかも。
傘やレインブーツは服と違って、あまりコーディネートを考えなくていいし、1つあれば長持ちできます。雨の日のデートに相合傘できるかもしれません。
雨に日が好きになる道具、ぜひこの梅雨前にオススメです。
さて、今宵は「雨に唄えば」か「シェルブールの雨傘」でも見ようかな。