バンクーバー旅行でビビる話
大分ご無沙汰しております。
カナダは近くて安い
10月上旬にカナダのバンクーバーに1週間旅行に行ってきました。
カナダを選んだ理由は、第一に8時間と以外と近いこと。同じアジアのシンガポールまで7時間だと考えると北米が1時間違いで行けるなんて近いなーって思います。
最近ヨーロッパとか10時間以上のフライトだと肩こりが激しくてつらいのです。
第二に、航空券が10万円以内だったこと。安いですよね。しかも現地通貨も米ドルより20%くらい安いのでホテル代含めて出費を抑えられます。
あと大事なのはイギリス留学時代の日本人の友達が住んでいること。もう10年くらい住んでいるので、一度くらいはお会いしたいなと。
移民の多さにびっくり
そんなわけでカナダのバンクーバーですが、実は20年以上前にも行ったことがあるのです。その時はあまりいいイメージではありませんでした。なんかせっかく北米に楽しみに来たのに中国人が多すぎって感じでした。
今回20年たってどうなったんだろーって思ったのですが、、
行ってびっくり。
昔の5倍くらい中国人が多くなっていました。
というか増えすぎてチャイナタウンが2つになっているんです(あとからわかったんですが、市民の25%が中華系移民になっているそうです。実に4人に1人)。
街の中心の高級デパートの客の9割は中国人ですが、驚くべきは販売員も中国人。
売っているブランドも中国人好みなのか、イッセイミヤケやコムデギャルソンなど日本のブランドが多数、デパートの中心にディスプレイされていました。
一方、多数派だと思った白人はディスカウントストアで買い物をしています。
中国人といっても、中国返還後の香港系移民と中国本土系移民、台湾系と分かれており、言葉も異なるため、色々複雑な模様。
あまりに中華系が多いので、自分も歩いていると、中華系カナダ人に思われることが多く、修学旅行中の日本人高校生からはホテルや観光地で Thank you とかHello と声をかけられることが多かったです。
古いチャイナタウンは結構街の中心にあるのだけれど、治安が一番悪い。圧倒的にホームレスが多い地域なので、一人で歩くのは怖い。夜とか絶対歩けない感じ。
ロンドンやアムステルダムもそうだけど、古い中華街って、結構治安が悪いとこにある印象です。
一方、新しいチャイナタウンには、1997年以降の香港移民がメインの街だそうで、結構郊外にありました。
香港より香港らしい飲茶のお店があるとのことで食事もしてきました。
確かにとても美味しかった。広くてこっちの方が香港よりいいななんて。
ここでは北京語ではなく広東語が飛び交っています。
北米一のホームレス
あと、到着して目立ったのがホームレスの多さ。
各通りに必ず数人のホームレスがいました。
あまりの多さに、あれ?ここって世界の住みやすい街ランキング上位じゃなかったっけ?って疑ってしまいます。
男女問わずのホームレスのそのほとんどが白人で麻薬中毒者のよう。
怖いから近づかないけど、仕方なしに通るときにちらっと見ると、結構弱っているような人が多い。10月のバンクーバーは雨が多く、1週間全日雨。気温も7~10°くらい。よくこの寒さで路上で寝れるなぁ、と変な感心もしてしまいます。
あとでバンクーバー在住の友人に聞くと、北米で一番ホームレスが多いのだとか。
それにしても、去年ロサンゼルス行ったときは、あまりのヒスパニックの多さに驚いたけど、自分がおじいちゃんになるころには、北米はアジアと中南米系の国になっちゃうんじゃないかと思いました。
つづく