モテる男性ほど女性ターゲットが若い?
若い娘は善良であればあるほど、その分かえって簡単に、恋人ではないにしろ、少なくとも恋には身を任せるものです。というのも疑うことを知らない若い娘は無防備だからで、そんな娘に愛されるなど25歳の青年なら、いつなんどきでも手に入れることができる勝利です。これがあまりにも明白な真実であることは、若い娘を持つ人たちが彼女たちの周りにどれほどの監視と城塞をめぐらしているかだけでわかります。しかし、この可愛い小鳥たちを籠の中にじっと閉じ込めておくには、修道院も充分高い塀を持たず、尼さんたちも充分に頑丈な錠を持たず、宗教が課す義務も充分に堅固なものではありません。
デュマ・フィス 「椿姫」
高校生の頃、同級生の女の子が大学生と付き合ったり、自分が大学生になると今度は周りの女子大生は社会人と付き合ったりすることに、内心いちいち驚いたりビビったりしている時期がありました。
さんまの「恋のから騒ぎ」なんて別世界の話で、女性はみんなどうやって大人と知り合っているのだろうと思いました。
今考えてみれば、男子がドラゴンボールやなにやら戦闘漫画に夢中の時から、女子は恋愛漫画を読んでいるわけです。だから基本的に女性は恋愛において男性より早熟で、その憧れも強いし早い。
けれどもいくら女子が早熟だからといっても、大人から見るとまだまだ青くみえます。一筋縄にはいかない社会に出ている大人からしてみれば、若い世間知らずの女の子の心を掴むことは、実は同世代や2-3歳年下の女性のハートをつかむよりも難易度が低いのかもしれません。
実際、どうしてこんな男性と綺麗な若い女の子が一緒になっているんだというケースは意外とあるし、どんどん増えています。社会もそんな風潮に追い風で、今の若い男の子は、草食化が加速しているわけですから、フリーな美女をつかむミドルエイジ(プチおやじ)のチャンスはこれからも大きくなるといえるでしょう。
アメリカ人やイギリス人男性みたいに、セクシーなオヤジが日本にもこれから増える気がします。
最後に、今年ローマ国立歌劇場から「椿姫」のオペラが来日公演します。
演出がソフィア・コッポラで、衣装がヴァレンチノ・ガラバーニですから超注目です。