海外旅行で彼女に楽しんでもらう方法 その2 スイス ジュネーブの歓楽街でニッケイ料理を
今日も引き続き「海外旅行で彼女に楽しんでもらう方法」について、ニューヨーク・タイムスのトラベル記事を参考に研究していきたいと思います。
本日の都市はスイスのジュネーブです。
スイスは結構、旅行行く人多いですよね。ハイジの舞台だし、マッターホルンのダイナミックな景観も澄んだレマン湖も超奇麗です。それに忘れちゃいけないこのブログのタイトルの高級時計の都ですもんね。
でも、今回紹介するのはそのどれでもなくて、
前回のチェコに引き続きレストランです。
フォンデューなんてスイスの伝統料理ではありません。
一筋縄ではいかないニューヨーク・タイムスでは、ジュネーブにある”Nikkei”モダンペルー料理のレストラン “Kampai”を紹介しています。
“ペルー料理”?
“Nikkei”?
“Kampai”?
いきなり1文に3つもなじみのない不明な言葉が出てきましたよね。
ペルー料理ってなんだろう
まず、ペルー料理について。第一の特徴は豊富な食材の種類があげられます。アンデス山脈の高地からアマゾン、砂漠や沿岸部の熱帯地域と地域によって大分異なるため、様々な野菜や果物が幅広く収穫されます。有名なのがジャガイモ、トウモロコシ、ナッツ、トウガラシです。また、肉や魚もよく食材として使われ、農産物も畜産物、魚介類ですべて国産を利用しています。
日本ではメキシコ料理ほど浸透しておらず、まだまだ馴染みの薄い料理ですが、北米では、ペルー料理が大人気でワールド・トラベルアワードの美食部門を数年にわたって連続で受賞しています。
多国籍な“Nikkei ”
続いて“Nikkei”とはなんでしょうか。僕も最初”Nikkei cuisine”が何かわかりませんでした。なに?日経?みたいな感じですよね。
これは、ペルー料理の特徴の1つさまざまな国の食文化が混ざっていることに関係します。古くからスペインの植民地支配を受けた影響から、スペインをはじめヨーロッパ移民が定住しています。また、日本人も例外ではありません。戦前から戦中、戦後にかけて多くの日本人が入植しました。フジモリ大統領って日系の政治家がいましたよね。
もう薄々感ずいてきましたよね。そう、これは“日系料理”なんです。日系移民の多いペルーでは、中南米料理と日本料理のフュージョン料理が古くから“日系料理”と呼ばれ、近年これが世界各国でも人気がでているんだそうです。
具体的にどうな料理かというと、他のウェブサイトにこんな説明がありました。
日本で醤油、みりん、酢、日本酒を使うように、ペルーではAjí Amarillo(アヒ・アマリージョ)、レモンやライム、生姜などを用いて、辛味と酸味のある料理に仕上げることが多いです。特にアヒ・アマリージョは、南米ボリビアやペルーなどでしか収穫できない黄色い唐辛子で、すごく貴重な食材です。生でももちろん、ペースト状や粉末状で使用したりとどの料理にも欠かせないアイテムです。
そしてこのペルーのアヒ・アマリージョやライムと、日本の醤油や日本酒をケンカさせることなく、絶妙な組み合わせで使っているのが日系ペルー料理です。また、調理法方として、日本の技術がたくさん使われています。てんぷらと同じように高温で揚げ物にしたり、寿司と同じようにネタを握ったり、麺類の定番メニューであるラーメンをペルーの食材で作ったりと様々です。
-クックビズ総研-
“Kampai”
これはもう説明いらずですね。日系料理店ということでお店の名前が日本語なんですね。
このお店はモダンペルー料理の提唱者Cecillia Zapataさんが2017年にオープンした“日系ペルー料理”のお店です。
Zapata家は親の世代から料理店を営なむ料理人家族。9人もいる兄弟の多くは、それぞれ仕入を担当したり、インテリアデザインを担ったり彼女のレストラン経営をサポートしています。
今も家族経営のお店なんですね。
スイスでお店をオープンしたのは、2005年にスイスに移住してから家族のペルー料理の味が恋しくなったのがきっかけだそうです。
大変評判のいい店なんですが、1つちょっと気になることもあります。
というのも、このレストランがあるジュネーブのLes Paquisという地区は歓楽街レッドライト地区、つまり日本でいう歌舞伎町みたいなところで、その手の女性が多く、お世辞とも治安があまり良くないんですね。
それでも、ニューヨーク・タイムスの記者は、美味しい料理が食べたくて12歳の子どもを連れてよく食べに行くそうです。あんまり遅い時間じゃなければ問題なさそう。
個人的には澄み切った綺麗なスイスの景観もいいけれど、こんな地区歩くのも新鮮で面白いかなと思います。
スイスに行った際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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