都内老舗フルーツパーラーはデートに最適
彼女とちょっとお茶する際、食事じゃないからといって油断は禁物です。
野球で例えるなら、食事がヒット性のあたりとすると、お茶は犠牲フライとバントです。地味だけど後の結果を左右する重要な任務、確実にしときたいものです。
注意が必要というのも、女の子がお茶する目的は決して香り高い深煎りコーヒーではありません。カフェ好きと言いつつも、ブラックコーヒーが嫌いな女性は少なくない。女の子がお茶する時、その店をいいか悪いかを評価するポイントは、飲み物ではなくデザートにあるからです。
実はこれはコーヒーや喫茶の歴史的背景からもみてとれます。
もともと発祥のイギリスでも、コーヒーハウスとは最初、港に集まる船乗り男の溜まり場でありました。コーヒーにシガレット、男性の嗜好品を嗜む場所なわけです。一方、女性の社交場はティーハウス、喫茶室サロン。紅茶に砂糖を入れて飲むのが歴史的大発明であったように「甘さ」が重要なのです。
またイギリスのアフターヌーンティといえば、ケーキやスコーンが乗った三段重ねの贅沢なデザートプレートですね。
だからお茶の約束をする際には、デザートが美味しいお店を確保しておくのがデートの成功の必要条件となります。
そこで最初におさえておくべきお店がフルーツパーラーでしょう。日本の果物は品質が極めて高く、また女性の多くが果物好きなので、お茶をするのに最適です。
まず基本として、フルーツパーラーの3大横綱、新宿の高野、渋谷の西村、銀座の千疋屋だけは押さえておきたい。
果物の品質は間違いなく、何より立地がいいので困った時に大変助かるお店です。
個人的には、西村のヘビーユーザーです。フルーツだけでなくパニーニも美味しいので、フルーツが苦手な男性にはオススメです。
高野は、季節のイベントが多いのでそれが話題づくりにいいでしょう。
千疋屋は、フルーツサンドが絶品です。
また老舗なので、彼女に「育ちがいい感」「紳士淑女の仲間入りした気分」を味わうこともできるでしょう。中学生の頃、姉のバイト先であった千疋屋の紙袋を使っていたら三者面談の時に担任の先生から「ムラシタ君の家はいつも千疋屋を食べてるんですね」と妙にいい家柄に見られてました。
一度デート前にこの3店は下見をして美味しかったら家族にでも彼女にでもお土産を買ってもいいのではないでしょうか。