男が磨く恋愛セオリー 高級時計を買う男性にモテるヤツはいない 

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シャイで奥手は良いことない? オリラジ藤森氏が説く消極的な性格から抜ける

華やかな年頃   

口はまったく嘘というものを知らず、たるみがちな瞼に覆われた眼は、欲望とは裏はらに臆病。素直な心は世間の狡猾さになじまず、愛情に対する臆病さが純情で正直な衝動と互いに同じ激しさをもって存在している。

バルザック 「谷間の百合

 

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wikipediaより バルザック



ラテン系は情熱的とかロマンチックと言われますが、昔のフランス文学を読む限り、フランス人も若い頃の恋愛に対する興味と臆病さのグジグジモヤモヤ感はあまり日本人と変わらないなあと思います。

 

イギリスに留学していた頃、学校の留学相談窓口の女性から「新しい生活はどう?」と突然笑顔で声をかけられたことがあります。ロングブルネットヘアの英国美人でした。多分大学を卒業したばかりくらい、歳も近かったと思います。

当時、学内は中国からの留学生でひしめき合っていて、特に大学が始まる前の8月の語学研修時期の外国人寮はほとんど中華街じゃないかと思うほどでした。そんな中、若いイギリス人女性が同じ東洋人の自分の顔と名前を憶えていてくれたことに驚きでした。また現地の女性に声をかけられるのは初めてだったので、つい浮かれてしまいスキップで家路についた記憶があります。

その後も何度か彼女と話す機会はありました。試験会場で、彼女が試験受付を担当していたので声をかけてみると、笑顔で英語表現の間違いを指摘してくれたこともありました。「これは、、ひょっとして興味もってくれているのかな?」

妄想は広がるばかりでしたが、結局そのままなにも進展せずでした。思い切って声をかけていたらどうなっていたのでしょうか。

 

こんなふうに、学生時代を振り返ると奥手の一般的な日本人でした。

いくらか数少ないチャンスが到来することはあってもフイにしてばかり。女の子と一緒に並んで歩くチャンスがあっても、2人の間にはベルリンの壁より厚い壁があって手をつなぐことができない。

おそらく大半の男性は同じような経験をしているんじゃないでしょうか。

平成のチャラ男、オリラジの藤森慎吾も大学での恋愛講義で、「若いころを振り返るとなぜあの時いかなかったのかと後悔の連続だった」と言っておりました。どうも現在のチャラ男ぶりはその反動でもあるようです。

やらずして後悔するのは本当に良くない。なんでもそうですが、その道の天才でもない限り経験を踏まなければ上手くいくことはあり得ません。奥手な性格とモヤモヤな思いは小説の題材にしかなりません。

こと恋愛に関しては積極的に思いっきり攻めなければいけないなと改めて思い出しながら思う今日この頃でした。