男女間の「友達」の定義の違い
男女の間では、友情は不可能だ。情熱と敵意と崇拝と愛はあるが、友情はない。
今年2018年にイギリスでメジャーデビューして大ヒットしたAnne-Marieの曲に”FRIENDS”という男女間の「友達」対する考えの違いについて歌った曲があります。
「男性は女性が好きだったけど、女性は友達としかみていなかった」
ドラマでよくあるお話です。
以前に海外の女性とこの話題について議論したところ「同じ感性の男性の友達はたくさんいるわ」と言われました。
そう言われてしまった男性は気の毒だなと思いました。美人を落としたい一心で一生懸命に彼女をおだてる男の姿が目に浮かびました。
いくら現代の男が草食系だって、友情で結ばれる女友達を持とうとしません。フィールド上のスポーツマンが、応援してくれたチアリーディングの女の子に「応援ありがとう、頑張ったな」の友情で終わる物語がどこにあるでしょうか。男性は、器用ではないから女性を愛するか、愛さないかでしか見ることができない。男が女性をデートでもお茶でも食事でも誘ったときは、もう彼女に興味深々なのです。
美女を落とすために作られた伝説の高級レストランガイドブック「東京いい店やれる店」での下世話な言葉を使うなら「やりたい女」「やりたくない女」の二択でしかないわけです。
一方、女性は異性を2通りには分けないと思われます。以前にブログにも書きましたが、男性は生涯にわたって一貫して美人好きなのに対して、女性はスポーツマンが好きになったり、時に面白い人が好きだったり、時にはインテリ、金持ち、と異性を見る尺度が複雑です。
そこで、「東京いい店やれる店」の言葉を借りると、女性は「やりたくないけど、美味しいものごちそうしてくれるなら、友達として食事につきあってもいいわ」という便利な友達中間ゾーンを持ち、片っ端からこのゾーンに男を振り分けていると説明します。また、男性の場合、「やりたくない女」といっても、単に興味がないくらいの意味合いでしかないですが、女性の場合は「やりたくない」=「死ぬほど嫌い、話しかけないで、近づかないで、同じ空気も吸いたくないわ」となってしまうとのことです。
ここから男性が気をつけなければいけないのは、「いい人」として友達に思われて適当にあしなわれて食い逃げされるのは避けるべき、かといって不自然に攻めすぎて死ぬほど嫌いと思われてもいけないということです。
では、どうすればいいのか。その答えを探すためにこのブログを書いています。まずは色々なデートのストラテジーについて理論武装しなければなりません。そのはじめとして「東京いい店やれる店」が一つの経典となっています。
Anne Marie