ボヘミアン・ラプソディを見て複雑な気持ちになる
オランダに出張に行く飛行機の中で、ボヘミアン・ラプソディを見ました。
この映画、面白いとは思います。
でもなーんかしっくりこない。
先ず第1に美人なルーシー・ボーイントンが出てきた時点で、「あー途中でこの恋愛崩壊しちゃうのか」と思うと、既に最初のシーンから見ていて辛いんですね。
あ、この愛壊れる、いつか壊れるって。
まあ実際の俳優二人は映画のあと驚くべきことに、付き合っているそうですが、主役の俳優は出る映画ごとに共演女優と付き合ってるみたいでそこもなんか微妙。カッコよく見えないないから自分の妬みかな。
第2にどーしても好きになれないのが、クィーンのファッション。
自分80年代生まれなんですけど、どーしても80年代のファッションとか映画があまり好きになれないんです。なんか80年代って変に過激な気がするんですね。このクィーンのファッションしかり。
イギリスの70年代のモッズとかパンクとかオシャレだなーって思うですけど、どうしてクィーンはこのゲイファッションになっちゃったのか。同じ80年代にイギリスにデレグ・ジャーマンっていうゲイの映画監督がいるんですが、このセンスも全くわからない。当時の先端を走っていた監督として知られていますが、ひたすら暴力的で過激なだけで何がいいのか理解できません。浅田彰さんとか大絶賛してますが。
別にゲイカルチャーが嫌いなんじゃないんですが、なんかグロテスクなんですね。
エルトン・ジョンとかデヴィット・ボウイとかのファッションと全然違いますよね。
歌が上手いとはいえ、どうしてあのファッションが受け入れられたのか。クィーンの趣味とはいえ、どうして当時の芸能界はあの格好を許したのか。
どうしてもそこが許せないんですね。
強烈にファッションセンスが苦手なので、結果映画も「いい映画なんだけど、、、」でなんかモヤモヤしてしまう。
多分同じ思いの人いるとおもうだけどなあ。
質素な国オランダのドイツ国境付近に出張した話
ご無沙汰しています。
オランダに出張しておりました。
昨年はオランダ第二の都市ロッテルダム周辺でしたが、今回はオランダの一番南、ドイツとベルギーの国境地帯でした。
以前オランダは超質素という記事を書きましたが、今回はドイツのアーヘンという街まで車で30分くらいだし結構ドイツ料理とか食べれて料理美味しいんじゃないかと期待していきました。
個人的にはドイツのソーセージ大好きなんですね。種類も多いし、香ばしいし。
ビールもとっても大きいし。
ソーセージ美味しいかな、ビール飲みたいな、なんて。
しかし、その考えは甘かったです。
結果、やはり薄いハムとチーズとパンしかありませんでした。
そしてそのハムもイタリアのパルマハムやスペインのイベリコハムのようなものではありません。普通のハムです。
200mlのビールをチビチビ
ソーセージですが、大き目のスーパーに行っても見当たらなかった。
とにかく、朝昼ってチーズとハムのサンドイッチしか食べないんですね。
別にこっちは、贅沢したいわけじゃなくホットドック食べたいなくらいの気持ち
なんですが、それすらないんですね。
そしてビール。レストランでビールを頼むと、200mlの瓶が出てくるんですね。
日本よりも小さいビールをチビチビ飲むなぜ?200mlですよ!ほぼ日本の小さ目の缶コーヒーと同じサイズの瓶に小さ目のグラスが出てきます。
ちょっと喉乾いていたら直ぐに2口くらいで飲み干してしまうので、ビールを大事に大事に飲みます。
ほんとに、こんだけ素食なのにどうして背があんなに高いのが謎です。
どんだけ効率よく栄養とってるんだって思います。
大きいんですが、やはり素食のためそれほど太っている人は多くありません。
だから、オランダに出張に限り太って帰ってくることがないってのがいいことでしょうか。
オランダとドイツの微妙な関係
ちなみにオランダ人曰く、隣国のドイツ人は太ってるとのことでした。
どうもオランダ人とドイツ人の関係は、韓国人と日本人の関係に似ていてお互いディすり合う仲なようです。
例えば「俺らは、オランダ語、ドイツ語、英語の三か国語話すけれどドイツ人は基本ドイツ語しか話さない」とか言ってました。
最後にオランダのネガティブなことばかり書いていましたが、結構好きなところもあります。
それは、人間性でしょうか。身体は大きいのですが、基本的には控えめでおとなしく真面目な人が多い。
あと体がでかいわりに挨拶がかわいい。バイバイを「DOEI DOEI (ドォイ ドォイ」っていうんですね。
でっかいおじさんが、ドォイ ドォイって軽い感じでいうのはかわいい。
ドラッグとか飾り窓とか危険なイメージのあるオランダですが、実はそれはちゃんと管理されている分安全というか、現地の人はそういうのしている雰囲気は一切なく、街並みも綺麗で安全です。
半日だけマースリヒトという街の観光ができましたが、本当綺麗な街でした。
これだけ文句言っておきながらもう一回行きたいなーと思う不思議な国です。
オランダの他の話は下から
女性の靴はパンプスでやっぱりフランス製で
前回、日本の女性が世界中のトレンドと同様に、中性化しているという記事を書きました。
いかにも女性っぽいというファッションはもはや人気がなく、女性のファッションも男性のスーツやネクタイといったものと同様に、どんどん「絶妙な」オシャレが求められている。
そこで男性が困るのがプレゼントを購入に何を選べばいいのか、絶妙さがわからないことに直面します。
今回はその対応方法について考えていきたいと思います。
靴は「パンプス」を知るべし
まず、靴から見ていきましょう。なによりオシャレは足元からですので。
昨今、本当にヒールを履く女性が少なくなりました。
昔90年代半ばにニューヨークに行った時、オフィス街をハイヒールの靴からナイキのスニーカーに履き替えて歩いている女性を見て、子供ながらに驚いたことがあります。
現在の日本ではまだスニーカー女子までには発展していませんが、仕事以外でヒールを履く人はほとんどいないような気がします。
そして一方で台頭してきたのがパンプスです。
とにかく多くのブランドショップでパンプスを見かけます。
ミュウミュウとか、かかとの部分をつま先の部分にしまい込んだ折り畳み式のものもあります。つまり、ちょっとフォーマルの時にハイヒールではなくて、パンプスでOKということなのでしょう。
そこで人気のパンプスは何か。
その1つにRepettoがあります。
Repettoは、もともと、フランスのバレエ界の重鎮であるローラン・プティの母が始めたバレエシューズメーカーとしての起源を持つブランドです。
フランスのセクシー女優の元祖、ブリジッド・バルドーが足の指がわずかに見えるようにデザインするようにリクエストしたとか、作詞作曲、脚本家のマルチタレントのセルジュ・ゲンズブールが履いていたりと、結構昔から色々セレブリティのエピソードも知られています。
日本でも少なくとも20年前くらいから見かけた記憶がありますが、ここ10年くらい物凄い勢いで店舗が増えてるような気がします。
レペットの人気は、たぶんかわいいデザインかつ履きやすいというバランスの良さだけではありません。
色鮮やかな色合いとその色の豊富さにも人気の理由があると思います。
店舗に行くと、まるで絵具箱のように靴がグラデーションに円形に並んでいて男性がみてもとてもきれいに思います。
一度、相手の女性の靴のサイズ情報をつかめば、ここの靴をプレゼントするのはいかがでしょうか。
何より色が多いので、選ぶ男性は単純に相手に履いてもらいたい色を選んでいいと思います。
きっと喜んでもらえることでしょう。
付き合って半年以上の女性にプレゼントする
昨今、女性が強くなる一方男性が弱体化し、結果、男女どちらも中性化に向かっている時代だと思います。特に欧米ではそれが顕著で、女性の外観やファッションも男性のようにシンプルになっています。
超質素なヨーロッパの女性
例えば、ドイツでは女性がスカートを履いてる姿をほとんど見かけません。たいていがジーンズです。上は無地のパーカーやニット。靴はローヒールで多くがスニーカーです。全体的にコーディネートの色合いもダークです。かつメイクもあまりせず、比較的大柄なので、髪型以外は一見男性と区別つきません。
お隣の国フランスはどうでしょうか。実はドイツと似たり寄ったり。オシャレで知られるフランス人女性というイメージは今は昔、一般人はとっても質素。モードなブランド大国ではあるものの、フランス国民はそれほどブランドを持っているわけではありません。普通は超カジュアルで、メイクもお化粧をできるだけしないナチュラルが大人気なのだとか。ほんとお化粧していないようで、フランスに留学した日本人女性も帰国するといきなりノーメークになってたりします。
アジアで一番髪が短い
次に日本はどうか。
欧米同様に中性化の傾向は強く、アジアでも一番、女性のファッションが質素になっています。中国、韓国、台湾と比べて日本人女性って一番薄化粧だし、髪も短い。
服装も昔に比べると、どんどんシンプルかつ機能性を求めたファッションになっています。スカートをはいている人が減り、パンツの人が多くなりました。ひらひらしたレースやフリルの服を着る人も少なくなりました。靴もドイツみたいにスニーカーまでとはいわずとも、ヒールの高い靴は大分減りました。最近はアクセサリーも興味ない人が多いようです。
ただ気を付けなければいけないのが、シンプルだからといってみんなおシャレが嫌いなわけではないんですね。いかにナチュラルに見せるか、「ちょっとした違い」みたいな絶妙なオシャレが求められているわけです。
プレゼントは何がいいのか
ここで困るのが男性です。
男性が女性にプレゼントをするとき、なにやこれや非常に悩みます。一体何が喜ばれるのかわからない。最初はお菓子やバス化粧用品など消耗品のプレゼントで良くても、親しくなれば形になって残るものがいい。そこで何かファッショングッズを考えるのですが、パッと男性が思い浮かぶものっていうのはわかりやすいほど「女性らしい」アイテムであることがホント多いんですね。
これは注意が必要で、男性が好きな女性のファッションと女性が好きな女性ファッションは相当乖離しています。それは、男性漫画家やイラストレーターが描く女性と女性漫画家が描く女性が全然違うことからもわかります。男性は「かわいらしさ」だけを求める傾向にあります。一方女性の場合は「おしゃれ」「かっこよさ」「かわいさ」など色々複雑です。
それにくわえて、ナチュラルに見えるようにしているのだから身に着けている本人でない限り、よほど注意していなければ男性側には相手の女性のテイストが判断しにくい。
例えば、立場を逆にした例を出せば、女性が男性にスーツをプレゼントしなければいけないとしたら、違いがわからなすぎて相当困りますよね。
そんなわけで男性にとって女性のプレゼントを考えるのが大変な時代になっているのですが、だからといって何もプレゼントしないわけにもいきませんよね。
最近注意深く奥さんとその周辺の方々を観察して、ようやく女性が喜ぶ打率が高いものを少しずつ選別できるようになってきました。賛否はあれど、これを挙げれば喜ぶ可能性が高い。
打率が高い商品を次回紹介していきたいと思います。
お気に入りの手編みのノルウェー製セーターとスコットランド製ニット
明けましておめでとうございます。
って、遅すぎ ですね。
いや~、ブログって一度止まるとスタートまで時間がかかりますね、、、。
それはさておき、
年を越して、色んなお店でセールをしています。
庶民以下の生活をしているにも関わらず、ショッパホリックな自分はデパート、アウトレットの値下げでは満足できず、古着や巡りをしました。
そして予想通り、色々買ってしまいました。
最近のマイブームは、手編みのニット。
最近、ファッション業界は、グッチやらヴィトンやらバレンチノ、はたまた山本寛斎のリバイバルなど、理解ビヨンドレベルの派手派手、柄柄ブームですが、自分もどうやらこれまでのファストファッションとは一線を画す質感、素材、シルエットの「違いの分かる大人」の服選びに飽きてきているのか、カシミヤニットより、編みこみの粗い刺繍のようにデザインされた柄の多いニットに惹かれています。
最近、ラルフの昔流行った熊さんデザインや星条旗デザインのニットが再ブームになって当時より高くなって売られていますね。
スコットランド製のフェアアイル
昨年は、スコットランド製ハンドメイドのフェアアイル柄のベストを購入。
フェアアイルっていうのは、スコットランド諸島の1つで「羊の島」とよばれるフェア・アイル島発祥の伝統的な古典柄です。派手なデザインだけど、まるでアラブの絨毯みたいにデザインが複雑なのでよく編み込まれていてとっても温かいのです。
最近、結構男性にブームになっていて、Jamiesonsというスコットランドのニットブランドは、BEAMSやアロウズなどとコラボしてフェアアイルニットを販売しているので、より身近になりつつあります。自分が買ったのもJamiesonsです。愛用しています。
余談ですが、スコットランドから生まれた有名な柄の1つにアーガイルという格子模様があります。こちらは一昔前に Pringleというブランドが流行りました。大好きでしたけど、最近急速に見なくなりましたね。
希少なノルウェー製ノルディック柄
そして今年は、ノルウェー製のハンドメイド、ノルディック柄のセーターを購入しました。
ノルディック柄は、雪の結晶やトナカイといった北国で見られる世界の絵が編み込まれています。
女性が着るととてもかわいく、男性が着ると、なぜか雪国の男らしいイメージになります。こちらも結構固めのウールで詰まって編み込まれているためとてもあったかく丈夫です。ちなみに購入したのは、DALE OF NORWAY というブランドのニット。現在でも販売していますが、普通に買うと超高いです。
ラッキーなことに古着なのに全然痛んでない。
アクリルが混じったセーターは毛玉が多くできるけど、ちょっと固めの純毛のセーターってほとんど毛玉ができず、虫食いにも結構強く、ほんと丈夫で長く着れます。
今回買ったノルディックセーターもあと10年は着たいな~と思っています。